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【小児科】日本脳炎の予防接種が定期接種になります(4月1日~)

2016年03月11日総合案内総合案内総合案内

平成28年4月1日より、日本脳炎の予防接種が定期接種になります

日本脳炎は、都道府県知事が発生状況を考慮のうえ、予防接種を行う必要がないと認められる区域を指定できる疾病です。
北海道においては、住民が道外や海外に行き来する機会が増えていること等から、平成28年4月1日から日本脳炎定期予防接種とすることを決定されました。 

日本脳炎ワクチンにつて

接種期間

標準的な接種時期は下表の通りです。ただし、標準的な接種時期に接種できない場合や生後90ヶ月を超え、20歳に達するまでの間に1回から接種できるように特別措置も設けられます。
〔対象年齢早見表〕

<標準的な接種時期と間隔>

1期 1回目
2回目
3歳以上4歳に達するまでに接種
【接種間隔】1回目から2回目 : 6~28日間
3回目 4歳以上5歳に達するまでに接種
【接種間隔】2回目から3回目まで : 概ね1年間
2期 4回目 9歳以上10歳に達するまでに接種
予防接種の副反応

7歳6ヶ月未満の小児のデータでは、10~20%に発熱、咳嗽、鼻漏、注射部位紅斑といった副反応が見られます。 現在使用されているワクチンは平成21年6月から使用されており、平成25年7月から平成26年2月にかけて、延べ2,601,407人に接種されたと推計され、そのうち副反応の報告は71件でした。また、“重篤”とされたものが24件(死亡1件)でした。 

日本脳炎ってどんな病気?

日本脳炎は、ウイルスを持つ蚊が人を刺すことによって感染する病気です。 症状が現れる場合、数日間の高熱・頭痛・嘔吐から始まり、光ヘの過敏症や意識障害・痙攣等の中枢神経系の障害を引き起こします。万が一脳炎を起こした場合20~40%が死に至りますが、ほとんどが無症状に終わると言われています。 現在、北海道には日本脳炎のウイルスを持つ蚊は生息していないとされており、これまでの道内の発症者は0人ですが、わずかながら北海道の感染の可能性もあるとされています。

 

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