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院長 挨拶
天使病院 病院長
辻崎 正幸
天使病院は、明治44年にローマから派遣された7人のシスターによってキリスト教の病院として設立されました。トウキビ畑に突如現れた洋風の建物は当時、冷やかな目で見られていたようですが、シスターたちの献身的な姿に瞬く間に患者さんが押し寄せた、という記録が残っています。
天使病院は周産期医療、産科、小児科領域に力を注いでいます。しかし意外にも天使病院の歴史は外傷を診る外科診療から始まりました。しかしけがの治療の他に、貧しい家庭の子供の診療をしたり、身寄りのない孤児を育てたりする中で小児科部門が充実していきました。また自宅分娩が中心だった昭和初期、生活に困っている妊婦の受け入れ、出産後の母児の生活そのものを支える役割を果たす中で産婦人科の礎が築かれ現在に至っています。こうして、キリスト教の精神と時代のニーズが天使病院の役割を小児科と産科へと導いていったのです。
最近、しばしば新聞紙上に取り上げられている通り、日本における出産の安全神話は脅かされつつあります。「妊娠・出産・育児」は女性にとっても家族にとっても人生の大きなイベントであると考えますが、その安全を守るのは私たち天使病院の使命です。歴史と経験に裏打ちされた技術と精神、そして総合病院としての力を発揮して安心・安全なお産を守っていきたいと考えています。
2011年、天使病院は100周年を迎えます。100周年を目前に控え、また新たに迎える100年に向けて、天使病院が歩んできた過去の歴史にあるように、愛情に満ちた優しい病院であろうと職員一同、心を一つにして対応していくように努力しています。脈々と受け継がれた精神をもって、真摯に地域医療に貢献して参ります。






