先輩の声

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臨床研修医OB熱田 真穂(あつた まほ)

kensui

現職
市立函館病院 麻酔科(札幌医科大学麻酔科医局所属)
在籍期間
2年間

学生時代に産婦人科医を志していたことと、外科山本浩史先生の「いつ誰からの挑戦も求む!」という募集要項の文言に惹かれたのがきっかけで私は天使病院を研修先に選びました。

天使病院には週一で開催される『研修報告会』があります。ここでは研修医全員と指導医が机を囲み、今週の活動を述べ合います(こんな症例を診たとか、こんな手術の助手をしたとか)。それに対してソクラテスよろしく指導医が投げかけてくる質問にみんなで答え、緊張感も笑いもある時間を共有します。初期研修の2年間は短い時間です。楽しく充実しているからこそ、日々は流れるように過ぎていきます。だからこそ週に一度立ち止まって振り返るってとても大切です。同時に指導医は、研修医の体調や研修成果の変化を見てフォローしてくれる。そうして誰も置いていかれずに成長を積み重ねていける。常に研修医一人一人に目を向け大切にしてくれる天使のプログラムを物語る仕組みだったと感じています。

さて、初期研修医になった私は最初に産婦人科を選択し、天使に集まるハイリスクな症例の数々を目の当たりにしました。患者さんに感情移入しやすい私は早くも心が折れ掛かりながら、次に回った科が当時全く進路に考えていなかった麻酔科でした。そこで天使病院ならではの超緊急帝王切開や無痛分娩での麻酔科医の活躍を目にしたこと、そして麻酔科科長に「麻酔科は痛みを扱う科で、痛みは想像でしかわかってあげられない部分がまだまだある。麻酔科なら先生が自分の欠点だと思ってる共感しやすい性格を逆に生かせるんじゃない?」と金言を頂いたことがきっかけで麻酔科に進むことに決めました。初期研修医になりたての私に、センシティブな場面を含めて積極的に同席させ指導して下さった産婦人科の先生方には今でも心から感謝しています。文字数の都合で割愛しますが、各科の先生方にも優しく熱心にご指導頂きました。

卒業後も天使病院はいつも私の後ろにいました。「あの有名病院で研修したんだぜ」みたいな話じゃなく確実に中身と温度を伴って、天使病院に恥ずかしくない医師でありたいと何度も思ったし、きっとこれからも思う気がします。天使病院はUターンしてくる初期研修・後期研修卒業生が多いのもこの所以かもしれません。
良ければ是非一度見学に行ってみて下さい。研修医室の事務の方は優しいし、変な勧誘もないので安心して下さい。天使病院は小児志望や北大卒が強いイメージがあると言われたことがありますが、実際の卒業生は医局も科も様々です。皆さんの無限の可能性の中でもし、私の母校(院)である天使病院が道しるべになるならとても嬉しく思います。
Good Luck!

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