札幌市東区の総合病院 天使病院
天使病院について「クリニカルインディケーター」

医療の質

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クリニカルインディケーター(臨床指標)

クリニカル・インディケーターとは、医療の質をあらわす指標です。近年、病院で行われる医療の質向上と安全に対する関心が高まり、様々な取り組みが行われております。各分野で着目する指標を設定し、取り組み前後や経年変化を定量的に数値で収集し、より改善につなげるために検証していくものです。
用語として、臨床指標 Clinical Indicator:CI、または質指標 Quality Indicator:QIと呼ばれます。
病院全体の指標や診療領域別で指標を設定し、数値を把握していくことは、情報の活用につながり、健全な病院運営上で必要となるものです。

病院全体に関する指標

項目 2022年度 2021年度 2020年度
病床稼働率(%) 58.3% 61.6% 58.7%
平均在院日数(日) 10.6 11.1 11.5
紹介率(%) 40.0% 42.7% 43.9%
手術件数(件) 1,761 1,641 1,500
Ⅱ度以上の褥瘡の新規発生件数(件) 32 29 24
入院患者で転倒・転落の結果、骨折または頭蓋内出血が発生した件数(件) 3 7 0
退院後4週間以内の計画的再入院件数(件) 266 346 281
退院後4週間以内の計画外再入院件数(件) 183 202 235
24時間以内の再手術件数(件) 2 1 1
入院患者のうちパス適応患者数(人) 1,898 1,677 1,747
術後の肺塞栓発生件数(件) 0 0 0
急性脳梗塞患者に対する早期リハビリテーション開始件数(件) 1 1 1
人工膝関節全置換患者の早期リハビリテーション開始件数(件) 21 5 5
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与件数(件) 1,464 1,388 1,253

診療科別(内科系)

  • 消化器内科
  • 血液内科
  • 呼吸器内科
  • 循環器内科・腎臓内科
  • 糖尿病・代謝センター
  • 精神科

診療科別(外科系)

  • 外科
  • 小児外科
  • 整形外科
  • 耳鼻咽喉科
  • 眼科
  • 麻酔科

診療科別(周産期母子センター)

  • 産科
  • 婦人科
  • 小児科
  • NICU

診療支援部門

  • 薬剤科
  • 放射線科
  • 生理検査科
  • 栄養科
  • リハビリテーション科
  • 臨床心理科
  • 患者サポートセンター
  • 臨床遺伝センター
  • 高気圧酸素療法室

DPC関連データによる病院指標 〈令和4年度〉

年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢階級 人数
10歳未満 1,476
10歳代 240
20歳代 285
30歳代 483
40歳代 246
50歳代 241
60歳代 359
70歳代 677
80歳代 612
90歳以上 276

2022年4月1日から2023年3月31日までに退院した患者について、年齢階級別(10歳刻み)で表示したものです。
幅広い年齢層の患者を診察しており、当院は地域周産期母子医療センターであることもあり、10歳未満の患者数が多くなっています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

呼吸器内科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
040040xx99200x 肺癌
経皮的肺生検法あり
40 3.68 3.05 0% 73.75
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 17 16.18 18.57 0% 76.47 ×
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 13 16.08 21.11 46% 88.08 ×
040040xx9900xx 肺癌 11 11.64 13.49 9% 72.55 ×
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸症候群
終夜睡眠ポリグラフィー検査あり
10 2.00 2.03 0% 56.60

当院はCOVID-19専用病床を有するため、COVID-19の症例が増加し最も多い症例となります。
次いで、肺癌の診断のため気管支鏡検査の短期入院や間質性肺炎・誤嚥性肺炎に対する治療症例が多くあります。
また、睡眠時無呼吸症候群の診断を目的とした「終夜睡眠ポリグラフィー」検査や在宅持続陽圧呼吸療法指導管理が必要な患者に対する治療も行っています。

循環器内科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
050050xx9910x0 狭心症
心臓カテーテル検査
あり
30 2.97 3.04 3% 68.77
110280xx9900xx 末期腎不全 23 12.39 11.77 26% 76.96 ×
050050xx9920x0 狭心症
心臓カテーテル検査+冠動脈血流測定検査あり
20 3.25 3.22 0% 70.65
050130xx9900x0 うっ血性心不全 17 13.41 17.54 6% 86.06 ×
050210xx97000x 房室ブロック・ペースメーカー電池消耗 14 10.86 9.89 0% 83.50

循環器内科では、狭心症等に対する心臓カテーテル検査(心臓や末梢の血管を造影剤を使って映画のように映し出す方法)や、治療(心臓や末梢血管で詰っていたり狭くなってたりする場所を、広げたり再開通されるPCI等)を行っています。
心臓の手術が必要となった場合は、連携先医療機関に手術をお願いしています。

糖尿病内科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病
インスリン製剤あり
58 14.10 14.28 5% 70.03
10006xxxxxx1xx 1型糖尿病
インスリン製剤あり
14 14.86 13.16 0% 55.79
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病
インスリン製剤なし
14 12.64 10.80 0% 63.86
110310xx99xxxx 尿路感染症
手術なし
- - 13.61 - - ×
130030xx97x3xx 悪性リンパ腫
輸血あり
化学療法あり
- - 29.52 - - ×

糖尿病内科には、外来治療で血糖コントロールがうまくいかない方や合併症の精査が必要な方々が入院されております。
短期間で効率的に血糖を改善するために、皮膚に装着するだけで2週間5分毎の血糖値がモニターできる持続血糖測定器(CGM)を積極的に活用しております。これによりインスリンの注射量やお薬の調整だけでなく、食事や間食の取り方の指導までが可能となりました。管理栄養士・認定看護師・薬剤師・理学療法士がチームを組み糖尿病から透析に移行することを予防するための栄養指導を積極的に行い、糖尿病からくる足の切断を回避するための足の管理を定期的に実施しております。

消化器内科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
060100xx01xxxx 大腸ポリープ
EMRあり
79 2.97 2.64 0% 66.95
060380xxxxx0xx 急性腸炎 40 7.18 5.70 0% 48.93 ×
060340xx03x00x 胆管炎
結石除去術あり
31 12.26 8.94 3% 78.45
060102xx99xxxx 大腸憩室炎 25 8.52 7.63 0% 57.72 ×
060190xx99x0xx 急性虚血性大腸炎 20 14.35 8.76 5% 68.25 ×

消化器内科では、消化器全般の診療を行っており、大腸腺腫・大腸ポリープに対する内視鏡的治療(ポリペクトミーなど)のための入院が多くあります。食道から大腸までの消化管内視鏡検査では、超音波内視鏡検査、胆管・膵管造影法、治療の範囲の決定、治療後の部位の追跡等を目的とした粘膜点墨法、拡大内視鏡を用いた狭帯域光による観察等も行っています。ヘリコバクター・ピロリ感染の診断検査(複数種類)及び薬剤による治療を行っています。内視鏡下胆道結石除去術・ステント留置術、内視鏡下胃瘻造設術等も行っています。
緩和ケアに係る研修を受けた保険医・看護師、化学療法の経験並びに研修を受けた専任薬剤師による「がん患者指導管理」、「がん性疼痛緩和指導管理」を行っています。

血液内科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
130030xx99x9xx 悪性リンパ腫
輸血なし
ポライビーあり
20 12.80 13.53 0% 78.25 ×
130060xx97x40x 骨髄異形成症候群
輸血あり
アザシチジンあり
18 13.72 18.00 0% 78.50 ×
130030xx97x50x 悪性リンパ腫
輸血あり
リツキシマブ+フィルグラスチムあり
- - 30.75 - - ×
130030xx97x3xx 悪性リンパ腫
輸血あり
化学療法あり
- - 29.52 - - ×
130010xx97x2xx 急性白血病
輸血あり
化学療法あり
- - 37.16 - - ×

血液内科では、無菌治療室・化学療法室を完備し、患者の病状に対応した迅速入院が可能であり外来の治療にも対応しています。
また、悪性リンパ腫・骨髄異形成症候群・白血病など幅広く血液疾患の診断・治療を行っております。

外科・乳腺外科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア
(15歳以上)
腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術あり
78 4.33 4.59 0% 63.87
060170xx02xx0x 臍ヘルニア・大腿ヘルニア
ヘルニア手術あり
27 3.67 7.05 0% 49.00
060035xx010x0x 結腸癌
結腸切除あり
21 17.24 15.40 0% 72.86
040040xx97x00x 肺癌
悪性腫瘍手術あり
17 14.00 10.06 0% 74.71
060335xx02000x 胆のう炎
腹腔鏡下胆嚢摘出術等あり
16 9.25 6.93 6% 58.56

最も多い症例は鼠径ヘルニアとなります。当院では鼠径ヘルニア・臍ヘルニアセンターを開設しており小児から成人、高齢者まで幅広い年齢層の患者を受け入れる体制を完備しています。
また、内科で検査・治療を行った後に外科に入院し、癌に対する悪性腫瘍手術や胆のう炎に対する手術症例が多くあります。

眼科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
020110xx97xxx0 白内障
手術あり
片眼
201 2.56 2.63 0% 74.21
020150xx97xxxx 外斜視
手術あり
93 3.00 3.11 0% 18.90
020230xx97x0xx 眼瞼下垂
手術あり
20 2.05 2.90 0% 75.50
020320xx97xxxx 眼瞼内反症
手術あり
14 2.71 3.11 0% 27.29
140100xxxxxxxx 先天性眼瞼内反症
手術あり
- - 3.30 - -

最も多い症例は手術目的の白内障となります。次いで、外斜視に対する手術の症例となります。斜視・弱視専門外来の開設に伴い、外斜視については症例数が大幅に増加しています。

小児外科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
060160x101xxxx 鼠径ヘルニア(15歳未満)
腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術あり
136 1.09 2.78 0% 3.84
060170xx02xx0x 臍ヘルニア
ヘルニア手術あり
55 1.04 7.05 0% 2.65
140590xx97xxxx 停留精巣
手術あり
- - 3.00 - -
140210xx02xxxx 副耳
手術あり
- - 2.99 - - ×
040200xx01x00x 自然気胸
手術あり
- - 9.68 - - ×

最も多い症例は鼠径ヘルニアとなります。当院では鼠径ヘルニア・臍ヘルニアセンターを開設しています。
鼠径ヘルニア手術では腹腔鏡下手術を導入しています。

小児科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
140010x199x0xx 新生児黄疸等(出生時体重:2500g以上) 210 7.97 6.13 0% 0.00 ×
040090xxxxxxxx ウイルス性気管支炎 100 4.36 5.89 0% 2.01 ×
060380xxxxx0xx 急性胃腸炎 96 3.08 5.70 0% 3.35 ×
140010x199x1xx 新生児一過性多呼吸等(出生時体重:2500g以上)中心静脈注射あり 44 14.41 10.26 0% 0.00 ×
140010x299x0xx 低出生体重児等(出生時体重:1500~2500g) 40 7.73 10.92 0% 0.00 ×

当院小児科では、一般外来、アレルギー疾患・内分泌疾患・未熟児・心疾患、川崎病・神経疾患・血液・腫瘍疾患・染色体異常症等の専門外来、予防接種、乳児健診など幅広いニーズに対応しています。重症な未熟児・新生児疾患の集中治療室(NICU)と一般小児病棟(31床)を有しています。
一般小児病棟では、急性気管支炎、急性胃腸炎などの診断で入院する子どもが多数を占めています。

産科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
120180xx01xxxx 既往帝切後妊娠・骨盤位等
帝王切開あり
104 9.48 9.38 0% 34.99
120260x002xxxx 分娩時の異常
頸管裂傷縫合・会陰裂傷縫合・吸引分娩等
64 7.41 6.69 2% 33.58
120170x101xxxx 切迫早産(34週未満での入院)帝王切開あり 55 42.07 36.67 0% 34.60
120170x199xxxx 切迫早産(34週未満での入院)手術なし 52 36.58 20.78 2% 33.00
120260x001xxxx 分娩時の異常
帝王切開あり
42 10.50 9.37 0% 33.74

当院は地域周産期母子医療センターに指定されており。MFICU(母胎・胎児集中治療施設)・NICU(新生児集中治療室)・GCU(継続保育室)を有し妊娠期から新生児期にかけて一貫したレベルの高い医療を提供しています。合併症妊娠、双胎などのハイリスク妊婦が多く、また治療を要する新生児の分娩管理も積極的に行っています。

耳鼻咽喉科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
030230xxxxxxxx 慢性扁桃炎・扁桃肥大 70 9.61 7.73 0% 16.10
030430xx97xxxx 慢性浸出性中耳炎
手術あり
39 3.13 3.11 0% 6.49
030428xxxxxxxx 突発性難聴 38 14.18 8.56 0% 50.58 ×
030240xx99xxxx 急性扁桃炎
手術なし
25 5.60 5.69 0% 32.12 ×
030400xx99xxxx めまい症・メニエール病 20 9.20 4.79 0% 62.85 ×

耳鼻咽喉科では、小児の睡眠時無呼吸やいびきの原因であるアデノイド増殖症、扁桃肥大等の手術を多く行っています。次いで、慢性滲出性中耳炎の鼓膜チューブ挿入術を行う症例も多くあります。また、突発性難聴の発症早期治療に高い効果を発揮する「高気圧酸素治療装置」を使用した治療を行っています。

整形外科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
160800xx01xxxx 大腿骨骨折
手術あり
92 35.78 26.42 63% 84.65 × ※1
160690xx99xxxx 胸椎・腰椎圧迫骨折
手術なし
22 20.41 20.09 36% 78.23 ×
070230xx01xxxx 変形性膝関節症
手術あり
17 27.06 22.44 6% 75.47 ×
160760xx97xx0x 前腕の骨折
手術あり
12 4.17 4.86 0% 51.83 ×
160850xx01xxxx 足関節の骨折
手術あり
11 17.55 18.34 0% 50.36 ×

整形外科では、高齢者の転倒による大腿骨骨折の手術目的の患者が最も多くなっています。また、高齢で基礎疾患のある患者も多くみられます。
胸椎・腰椎圧迫骨折のリハビリ患者、膝関節症の手術患者も多くなっています。
※1 大腿骨近位部骨折(人工骨頭挿入)、大腿骨近位部骨折(骨接合手術)に対するパスあり。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類基準※ 版数
StageⅠ StageⅡ StageⅢ StageⅣ 不明
胃癌 - - - - - - 1 7
大腸癌 - 19 13 10 - 11 1 7
乳癌 - - - - - - 1 7
肺癌 11 - - 31 45 15 1 7
肝癌 - - - - - - 1 7

「がん」は日本人の死因第1位で、現在では年間約30万人以上ががんで亡くなっています。
これは、「日本人の3人に1人ががんで死亡している」ことになり、男性の2人に1人、女性の3人に1人と言われています。
この表は、がん検診の効果が科学的に証明され、厚生労働省が検診を推奨している主要5大癌(胃がん・大腸がん・乳がん・肺がん・肝がん)について、UICC(国際対がん連合)の定めるT(原発腫瘍の拡がり)、N(所属リンパ節転移の状況)、M(遠隔転移の有無)から示される病期(StageⅠ~StageⅣ)別に分類したものです。
当院では幅広いStageの入院治療をおこなっており、内視鏡的治療や、腹腔鏡下治療といった早期のがん治療をはじめⅢ期やⅣ期の手術・化学療法による治療等も実施しています。
UICC病期分類が不明に分類されている症例は、検査入院の症例で入院中に検査結果が出ない等が理由として挙げられます。

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
重症度 患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 - - -
中等症 27 14.81 72.67
重症 10 17.60 87.90
超重症 - - -
不明 - - -

成人(18歳以上)の市中肺炎(普段の生活の中で罹患した肺炎)の患者さんについて、重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を集計しています。
但し、入院のきっかけとなった傷病名および最も資源を投入した傷病名がともに肺炎のものに限ります。
市中肺炎は重症度が増すにつれ、平均年齢が上がる傾向にあります。

脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD-10 傷病名 発症日 患者数 平均
在院日数
平均
年齢
転院率
G45$ 一過性脳虚血発作
及び関連症候群
3日以内 - - - -
その他
G46$ 脳血管疾患における
脳の血管(性)症候群
3日以内 - - - -
その他
I63$ 脳梗塞 3日以内 - - - -
その他
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄、
脳梗塞に至らなかったもの
3日以内 - - - -
その他
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄、
脳梗塞に至らなかったもの
3日以内 - - - -
その他
I675 もやもや病
<ウイリス動脈輪閉塞症>
3日以内 - - - -
その他
I679 脳血管疾患、詳細不明 3日以内 - - - -
その他

当院では全ての項目で患者数が10未満であり、特定され得るため、詳細は記載いたしません。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

消化器内科

Kコード 名称 患者数 平均日数
(術前)
平均日数
(術後)
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術
(長径2センチメートル未満)
77 1.25 1.30 1% 66.92
K6871 内視鏡的乳頭切開術
(乳頭括約筋切開のみのもの)
27 3.89 7.04 4% 75.67
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 19 6.05 15.68 16% 83.74
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置
(頭頸部その他に設置した場合)
10 23.50 14.60 60% 86.60 ×
K654 内視鏡的消化管止血術 10 10.30 18.50 20% 77.10 ×

当院で数多く実施されている下部消化管内視鏡検査で将来的に癌化する可能性がある大腸のポリープが発見された場合、治療の対象となります。多くの患者を短期入院で治療しており、1泊2日・2泊3日が典型的な入院症例となります。

外科・乳腺外科

Kコード 名称 患者数 平均日数
(術前)
平均日数
(術後)
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術
(両側)
80 0.89 2.48 0% 63.24
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 29 8.93 5.41 3% 66.21
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 27 6.89 14.26 4% 73.15
K0151 皮弁作成術・移動術・切断術・遷延皮弁術(25cm2未満) 21 0.62 2.10 0% 45.29
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 14 0.50 3.79 0% 35.50 ×

鼠径ヘルニアに対しての手術が最も多い症例となっています。腹腔鏡を入れて、おなかの中から脱腸の原因となっている場所を確認し、医療用メッシュを挿入して飛び出す穴を塞ぎます。腹腔鏡なので、傷が小さく目立ちずらいというメリットがあります。
次いで、胆石症・胆嚢炎に対して行う腹腔鏡下胆嚢摘出術が多くあります。

小児外科

Kコード 名称 患者数 平均日数
(術前)
平均日数
(術後)
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術
(両側)
136 0.02 0.07 0% 3.84
K0151 皮弁作成術・移動術・切断術・遷延皮弁術(25cm2未満) 49 0.00 0.02 0% 2.59
K6333 ヘルニア手術(臍ヘルニア) - - - - -
K836 停留精巣固定術 - - - - -
K288 副耳(介)切除術 - - - - - ×

当院では鼠径ヘルニアに対しての手術を多く行っています。小児鼠径ヘルニアは鞘状突起の根元が開いていることが原因なので、腹腔鏡をを入れて、おなかの中から鞘状突起を開存を確認し根元を縛ります。傷が小さく目立ちづらく将来ほとんど見えないくらいに薄くなります。日帰りでの手術が典型例です。
臍ヘルニアに対する手術が2番目に多い手術となっています。臍ヘルニアとは俗に言う「でべそ」のことであり、当手術はへそを造る手術です。ほとんどが日帰り手術でできます。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均日数
(術前)
平均日数
(術後)
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術
(大腿)(上腕)
55 3.95 28.55 56% 82.45 × ※2
K0811 人工骨頭挿入術(股) 27 5.89 32.07 67% 85.85
K0821 人工関節置換術(膝)(股) 23 3.78 25.17 22% 75.91 ×
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術(下腿)(前腕) 22 0.91 2.68 0% 51.77 ×
K0731 関節内骨折観血的手術
(股)(膝)(肘)
19 2.74 22.21 42% 73.05 × ※2

最も多い骨折観血的手術の内訳は大腿骨骨折が48件、上腕骨折が7件となっています。
骨折観血的手術とは、ギプス固定では治癒が難しい複雑な骨折や重度の骨折などに対して皮膚を切開し、直接骨を正常な位置に戻す手術です。

※2 大腿骨近位部骨折に対するパスあり。

耳鼻咽喉科

Kコード 名称 患者数 平均日数
(術前)
平均日数
(術後)
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 56 0.96 9.20 0% 16.96
K309 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 42 1.00 1.17 0% 7.86
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 14 2.14 7.07 7% 55.36 ×
K370 アデノイド切除術 11 1.00 2.00 0% 3.91 ×
K311 鼓膜穿孔閉鎖術(一連につき) 10 1.00 1.00 0% 13.50 ×

最も多い手術は口蓋扁桃摘出術です。反復性扁桃炎、慢性扁桃炎、慢性の扁桃肥大に伴う睡眠時無呼吸症候群などに対する治療として行います。経口腔的に両側の口蓋扁桃を摘出します。
次いで、鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術です。小児の難治性の滲出性中耳炎、反復性中耳炎に対する治療として行います。手術用顕微鏡を用いて鼓膜に小さな切開を加え、鼓室内貯留液を除去し、鼓室内を洗浄したうえで、小さな鼓膜チューブを留置します。通常半年から1年間程度は留置された状態が続きます。この間に鼓室内の換気が促され、鼓室粘膜の状態が正常化し、聴力が改善し、中耳炎の反復が抑えられます。
内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型手術は難治性の慢性副鼻腔炎、鼻ポリープ、鼻副鼻腔腫瘍などに対する治療として行います。
当科ではナビゲーションシステムという最新の手術支援機器を併用し、より安全に施行しています。内視鏡を用いて経鼻腔的に病変を除去します。

眼科

Kコード 名称 患者数 平均日数
(術前)
平均日数
(術後)
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)
(その他のもの)
198 0.04 1.53 0% 73.97
K2422 斜視手術(後転法) 64 1.00 1.00 0% 18.22
K2193 眼瞼下垂症手術(その他のもの) 12 0.00 1.00 0% 78.42
K2172 眼瞼内反症手術
(皮膚切開法)
11 0.64 1.00 0% 33.36
K2423 斜視手術
(前転法及び後転法の併施)
11 1.00 1.00 0% 31.09

「水晶体再建術」とは白内障治療の最もポピュラーな術式です。「白内障」は、眼の中の水晶体(カメラのレンズの役割)が濁る病気で、加齢によるものが多く、濁った水晶体は元に戻らないため、治療方法としては手術となります。

産科

Kコード 名称 患者数 平均日数
(術前)
平均日数
(術後)
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術
(選択帝王切開)
153 10.37 7.03 0% 35.10
K8981 帝王切開術
(緊急帝王切開)
120 7.20 7.08 0% 33.78
K897 頸管裂創縫合術(分娩時) 41 5.12 5.34 0% 33.15
K893 吸引娩出術 33 3.12 4.94 6% 34.30
K9091イ 流産手術(妊娠11週までの場合)(手動真空吸引法によるもの) 22 0.00 0.00 0% 35.73

当院は、「地域周産期母子センター(産科および小児科を備え、周産期に係る比較的高度な医療行為を行うことができる医療施設)」の指定を受けています。MFICU(母体胎児集中治療室)6床を有し、正常分娩からハイリスク分娩まで幅広く対応できる環境を整えています。母体搬送・産褥搬送もあり合併症に対する治療も多く行っています。

小児科

Kコード 名称 患者数 平均日数
(術前)
平均日数
(術後)
転院率 平均年齢 患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術
(仮死第1度のもの)
25 0.00 46.04 8% 0.00 ×
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術
(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの)
10 0.30 3.70 0% 11.70 ×
K6261 リンパ節摘出術(長径3センチメートル未満) - - - - -
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) - - - - -
K7151 腸重積症整復術
(非観血的なもの)
- - - - - ×

当院は、「地域周産期母子センター(産科および小児科を備え、周産期に係る比較的高度な医療行為を行うことができる医療施設)」の指定を受けています。NICU(新生児集中治療室)、GCU(継続保育室)を有し、妊娠期から新生児にかけて一貫したレベルの高い医療の提供が可能です。
小児・新生児の外科的消化器疾患も積極的に受け入れています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症
および手術・術後の合併症の発生率)
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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる 12 0.24%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -

感染症および合併症の傷病名と入院契機傷病名が同一のものである場合と、異なる場合の症例数、発生率を示したものです。(10件以下は - で表示)
敗血症は感染症を起因とした重篤な全身性炎症反応の症状を引き起こす疾患です。
当院でも肺炎などの感染症から合併して敗血症になる症例が多くみられます。
また、令和3年度の全国データより敗血症発生率は0.51%であり当院の敗血症の発生率0.24%を全国平均と比較すると、全国平均より下回っており低い傾向にあります。

更新履歴
令和5年9月29日
令和4年度版へ更新しました

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