産婦人科 お役立ちコラム これから子育てする方へ

これから子育てする方へ

作成日:2024年4月11日/更新日:2024年4月12日

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赤ちゃんは真っ白な存在です。他の動物よりも本能成分が薄く、学習や適応に優れている人間の赤ちゃん。良くも悪くも親やまわりのことをよく見て感じてどんどん吸収して育ちます。少し大きくなると、行動パターンや話し方、話す内容が周囲の人々の鏡のようでびっくりすることもしばしばです。

自分たち大人が赤ちゃんにどうなって欲しいのか、どうあって欲しいのか、自分たちのあり方を整える必要があります。楽しい反面、自分自身の問題を突きつけられているようできつく感じることもあるかもしれません。でも無限の可能性を抱いている赤ちゃんなので、親である自分ももう一度人生やり直すつもりで一緒にいろいろなことに取り組めるチャンスです。

家族が通じ合う瞬間

赤ちゃんは「常識」ということは持ち合わせていません。普通だったらこう、とか、こうあらなければならないとかいう認識はありません。親としてどうなんだろうと、人と比べて焦る必要はありません。
ただし、ものすごい吸収力で注いだ愛情もどんどん吸収していきます。無限の愛情を受け止める度量の広さがあります。思い切りかわいがって問題ありません。家の外の社会に出るまでは、家族の中が赤ちゃんを取り巻く世界のすべてです。お母さん・お父さんに全幅の信頼を寄せてきます。それが嬉しくもあり、プレッシャーを感じる事もあるかもしれません。

まだ話せないうちは赤ちゃんなりのサインを読み取って通じ合う必要があります。親の観察力が試されます。でも通じ合った時はとても嬉しいものです。家族の中でしか通じないコミュニケーション方法やものの呼び方などができて、より絆が深まるでしょう。

お勧めしたいのは「かわいさ貯蓄」です。赤ちゃんも大きくなると自我が芽生えて、どんどん親から独立した人間性を発揮してきます。要求ややりたいことが溢れている割にまだいろいろな面でお世話が必要な時期は長く続きます。親の思い通りにいかないことばかりです。
そんなときに小さかった頃のかわいさを思い出して、なんとか折り合いをつけて向き合っていけるように、中学生・高校生になった子どもたちと日々闘う私からのお勧め資産運用方法です(笑)。

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