産婦人科 お役立ちコラム もうすぐ出産する方へ

もうすぐ出産する方へ

作成日:2024年4月11日/更新日:2024年4月12日

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いつ始まるのかな、陣痛に気づけるかな、などとちょっと落ち着かない日々を過ごしているでしょうか。分娩予定日はその日に産んだ人が多いという統計上の数字から出されたもので、あなたの出産日になるとは限りません。モノや移動手段確保などの準備はしっかりとしておきましょう。
準備したら、あとは赤ちゃんが出たいタイミングを選んでくれることが多いので、どーんと構えて待ちましょう!

赤ちゃんが誕生する瞬間

産むことは、脅すわけではありませんがそれなりには大変です。我が家の飼い犬は45kgほど、小柄な妊婦さんならこれくらいの方もいらっしゃいます。犬はこのサイズでも、仔犬は1匹500g程度。これに比べると3000g前後に育った赤ちゃんを産み出すんだから人間ってすごい、と思います。犬やネコよりも妊娠期間も長いし、ずいぶん重くなってから生まれてくる割になかなか親離れもできませんよね、って話が逸れました。

とにかく脳の割合が大きい人間の赤ちゃんなので頭の大きさが他の動物の比ではありません。この頭が通る大きさまで子宮の入り口も開かなくては出てこられません。普段はほとんど開いていないような穴が直径10㎝程まで広がって赤ちゃんが出てくるには多くの仕組みと力が働く必要があります。それなりの覚悟がいります。
しかし、お母さんの頑張りと、いろいろなことがうまく機能して生まれて来てくれるんですよね。何度立ち会っても感動的です。

あなたの出産を全力でサポートします

経腟分娩予定の方は、妊娠できて、ここまで持続させられてきたのは「産めるから」だと自信を持って、いざ出産に臨みましょう。
帝王切開予定や、何らかの判断で帝王切開になる方も陣痛とは痛みの種類は違いますが大変さがあります。赤ちゃんが出られる大きさまでお腹を開けなければなりません。我が子とは言え、人のために手術を受けることができるのは「お母さん」だけです。本当に尊敬します。

どんな分娩方法にせよ、この世に生を受けて、ここまでお腹の中で育てられてこられた大切なお子さんの誕生がよりよいものとなり、家族生活の順調な滑り出しとなれるように全力で応援させていただきたく、スタッフ一同お待ちしています。大丈夫、お母さんは強い!

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