1924年(大正13年)
病院附属看護婦養成所開設
愛情に満ちた看護活動の礎
大正13年10月、授産の目的と他方天使病院勤務の看護婦のため看護婦養成の講習を開始した。
第1回の卒業生は7名であったが、北海道庁の看護婦試験に全員合格し、うち1名は更に産婆試験にも合格という好成績を修めた。
そして、ここにも一つの逸話がある。
職員の一人三浦たみさんは産婆・看護婦そして伝道婦もかねていた。彼女は眠る間も休む暇もない程働き、つねに患者のそばで親身になって尽くしていた。ただただ患者を心から愛し、神の為にその労苦を捧げていたので、患者達も彼女を愛し慕っていた。彼女は57歳で病を得、神のもとに召されていった。彼女の死は病院にとっても大きな痛手となり、またぽっかりと穴のあいたような寂しさを皆の心にあたえたという。
今日天使病院は道内でも屈指の産科施設を有する病院として発展を見ているが、その陰には、こうした人びとの愛情に満ちた看護活動が礎としてあるのである。